2018/02/02 18:45

セルビッジデニムとは昔に作られた旧式織機のシャトル織機で織られたデニム生地のことで、この生地の両端のほつれ止め処理を施した部分をセルビッジと言います。呼び方はセルビッジやセルヴィッジ、セルビッチなど微妙に違った呼び方で呼ばれています。
このセルビッジ部分を通称”耳”と呼びます。この耳はシャトル織機で織ったデニム生地にしかないものなんです!
このセルビッジ部分を通称”耳”と呼びます。この耳はシャトル織機で織ったデニム生地にしかないものなんです!

赤耳という言葉を一度は聞いたことがあると思いますが、その名の通りこの耳の部分が赤いから赤耳と言います。この赤耳はリーバイス社がブランドカラーの赤を入れた事が始まりと言われています。
このシャトル織機は現在では残っている台数も少なく、デニムを織り上げるのに時間も掛かり、技術も要り、とても手間が掛かります。それだけにこのシャトル織機で織られたデニムには希少価値があります。
そしてこのシャトル織機は通常の織機より幅が狭く、約80cmまでしか織れません。これは通常の織機の半分程の幅なので、1本の同じジーンズを作るのにシャトル織機で織る場合、通常の織機で織るよりも倍以上の生地が必要になるので、生地代も倍以上になります。さらに、ゆっくり丁寧に織り上げていくので、織るスピードも通常の織機と比べると6分の1ほどのスピードと遅く、1日に織れる生地も限られてきます。
単純に考えると、だったら通常の織機で織ったほうが良いんじゃないか!?と思うかもしれませんが、シャトル織機で織ったデニムにしか出せない表情と味わいがあるんです!製織時にかける糸の張力が弱く優しくゆっくりと織りあげるので、生地に凹凸感が生まれます。
このムラ感が綿本来の素材感や、履き込むほどにその人の体に馴染むデニムになり、綺麗な色落ちを作り出してくれます。
この織機には毎日のメンテナンスも欠かせません。限られた職人さんが1台1台微妙に違った癖を持つ織機の特徴に合わせて愛情を持って日々調整されています。

そしてこの織り上げた生地をジーンズとして完成するには、縫い上げていく縫製と加工が必要になります。
セルビッジデニムには厚い生地が多く、さらにそこに糊をつけると生地はガッチガチになります。これを縫うのにもヴィンテージジーンズ用の希少で特殊なミシンと技術がなければ縫えません。
さらに、1本1本その生地の特徴に合わせて加工するのも難しく、職人さんの技術と経験が必要になります。
こうして沢山の素晴らしい職人さん達のおかげで、素晴らしいデニムが作られているんです!

こういった機械達も希少になっていますが、この素晴らしい技術を持った職人さん達も希少になっています。日本が世界に誇るとてもすごい技術であり、こんなに手間暇掛かって大変なことなのに、この伝統を受け継いでくれている職人さんたちには本当に感謝と尊敬です!
そしてこのシャトル織機は通常の織機より幅が狭く、
単純に考えると、
このムラ感が綿本来の素材感や、
この織機には毎日のメンテナンスも欠かせません。

そしてこの織り上げた生地をジーンズとして完成するには、
セルビッジデニムには厚い生地が多く、
さらに、
こうして沢山の素晴らしい職人さん達のおかげで、素晴らしいデニムが作られているんです!

こういった機械達も希少になっていますが、